カートをみる 会員様ページ入り口(新規登録できます!) ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ

【稲・いね】

毎月10日・20日・30日は家紋入りアイテムを全品10%割引いたします。
当店側にてご注文確認後、手動にて割引処理をさせていただきます。


【稲・いね】


 稲は日本人にとって最も重要な主食となった植物です。縄文時代に日本列島に伝わり、日本人は稲作と共に季節の移ろいの中に祭事を取り入れて文化を育んできました。そうした稲紋は、やはり全国でよく見かける家紋の一つとなっています。

 特に鈴木という名字で非常に多く使われる家紋ですが、これには理由があります。刈り取った稲穂を乾燥させるために積んだ姿を、近畿地方では「スズキ」という地域が多く、全国屈指の大姓鈴木氏が稲紋を使うのは、名字が稲とリンクしているからなのです。そして鈴木氏の本姓は穂積氏というのも二重にリンクしていることになります。

 稲紋は熊野信仰と深く関わっており、鈴木氏は熊野神官という家柄でした。『羽継原合戦記』という1400年代の軍記物でも「熊野鈴木は稲の丸に榊也」と記されています。また穀物神ウカノミタマを祀る稲荷神社でも全国広く神紋として使用されています。

 江戸時代の大名では石見国津和野藩主亀井家、遠江国横須賀藩藩主西尾家などが稲紋を使っています。鈴木姓の分布と稲紋の分布はほぼ比例していて、全国1位は静岡県で、東海地方を中心に太平洋沿岸の都県に多く見られる家紋です。

ページトップへ