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【橘・たちばな】

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【橘・たちばな】


 橘紋は常緑樹タチバナがつけるミカンに似た実と葉を描いた家紋です。第11代垂仁天皇が、多遲麻毛理(たじまもり)を常世の国に遣わして持ち帰らせた「非時香果(ときじくのかぐのこのみ)」が橘であると云われています。

 いつの季節も青々とした常緑の葉であることから、不老不死をイメージさせて吉祥の樹木として愛好されました。内裏の紫宸殿の前庭に植えられ「右近の橘、左近の桜」とも称され、これは現代の雛飾りにも受け継がれています。

 第43代元明天皇はことのほか橘の木を愛し、葛城王が臣籍降下する際に橘の姓を下賜して、橘諸兄(たちばなのもろえ)を名乗らせました。そしてその子孫は、名字に因んで橘を紋章としました。橘一族だけでなく不老不死を象徴する吉祥紋として多くの家で家紋となりました。

 また多遲麻毛理を祀る神社の神紋は橘紋で、三宅氏をはじめとしてその子孫にも橘紋を用いる家が多いようです。近江国彦根藩主井伊氏は、家祖の井伊共保(ともやす)が捨てられていた場所の傍らに、井戸と橘の木があったために、それらを家紋としたという伝説が伝えられています。そして井伊氏の同族貫名氏から日蓮が出たため、日蓮宗では井桁に橘紋を宗紋にしています。家紋の中でも多く用いられる家紋で、分布としては圧倒的に西日本に多い家紋です。

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