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【桐・きり】

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【桐・きり】


 中国において桐は、皇帝の象徴である鳳凰が止まる吉祥の木で、中国でも日本でも、もっとも高貴な植物とされています。普段の生活で桐という植物を見ることは滅多にありませんが、500円硬貨に刻印されているので、いつでもその姿を見ることができます。日本では、天皇が身につける黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)にも描かれたことから、次第に天皇家の紋章と認識されるようになったようです。

 天皇家がいつ頃から桐紋を用いていたのかは不明ですが、足利家や豊臣家など政権を担当する家に下賜されました。近代以降も天皇が任命した内閣総理大臣が組閣した内閣は、慣例的に桐紋を紋章として用いています。

 天皇家から直接下賜される場合は五七桐、下賜された桐をさらに家臣に下賜する場合は五三桐を使います。つまり桐紋には明確に「格」が存在しているのです。明治時代の大礼服も、天皇が直接任命した高官は五七桐が付けられ、推薦などによって官に就いた者の大礼服には五三桐が付けられました。

 歴史上、桐紋を用いた人物でもっとも有名なのは豊臣秀吉です。秀吉が天下を平定しら功績により、天皇家から下賜されました。秀吉は独自にアレンジを加えたものも用い、それは太閤桐と呼ばれました。桐紋は非常に多く用いられ、江戸幕府に仕えた武士では20%の家で用いられていました。現在も非常に多い家紋の一つです。

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