職人 近澤孝史







職人 近澤 孝史
彫銀の製品の土台となる様々な商品の寸法精度を、百分の一ミリ単位で正確に把握し管理する近澤孝史は、 CAD・CAM及びCNC工作機械など先端の技術を駆使した切削加工を担当する。

腕時計や電子機器などの精密金型の加工ノウハウがオーダーメイド製品をより高精度なクオリティへと導く。

近澤いわく「いい仕事には、時間が必要です。」

これもまた真理。

この妥協を許さぬ潔癖さは工場随一、 加工時間をめぐって、親方との着地点探しにも自然と熱が入る。
一方同じくCAD・CAM担当の吉原弘子。抜群の数学的センスで大概の問題は解決してしまう、 いわば彫銀工房のブレイン (頭脳精度とは要求される図面寸法の再現レベルの話と当初から見切ってしまった彼女の論理的頭脳世界は デザイナーや近澤との打ち合わせが済んだ瞬間から的確に最短経路を選びつつ動き始める。

スタッフ 近澤孝史
スタッフ 吉原弘子
■1/100mm単位の精度

各種工作機械を駆使して、1/100mm単位の精度で製品加工する。




■電極

金型を作る際に制作する電極たち。
製品の元となる工程で寸分の狂いも許さない。
■マクロメーター

マクロメーターという、計測器。
1/100mm単位が計測でき、金型の深さを調べる器具。
この計測器で、精度を測り、時計の裏蓋などの原型を作り、信頼を得てきた。